海外生活でやっぱり苦労するのが、’ 語学 ’ ですよね〜。
今のチューターさんに勧められたのがこの6th grade のテキストブック。6th grade は11~12,13歳 (小6~中1)
くらいで、文章的に難しいというわけではないのですが、問われる内容が、私にとってはカルチャーショックでした。
例えば、エッセイを読んで、描かれている内容のcause - effect を自分なりにまとめていく作業、幾つかのエッセイを読んで、使われている例文の量が適当か・少なすぎるか・多すぎるかを選び、多すぎる場合は効果的でない例文を消し、少なすぎる場合は例えを自分で創作して加える作業、エッセイを読んで選ばれている単語の類義語を出すページ、などなど。
これをやりながら、あれ私は日本で、小学校でも、中学校でも、こういう内容は国語で聞かれたことないよ〜と思ってしまいました。日本では、主人公がどう感じているか、その行動は正しかったか、を読解で問われたり、作文や読書感想文でも、主人公の気持ちや自分の気持ちの変化、また物事の描写を詳しくかいてあるのが良しとされたような記憶があります。
自分の書く例の量が伝わりやすい量なのかなんて、考えたこともなかったよ〜〜とこの6th gradeのtextbook をやりながら感動というか、驚きというか、え〜〜?! と思いながらやっています。
アメリカは、州ごとに教育制度も違うし、平均学力の低下を改善するために、教育の内容も年々変わっていっているそうで、その学力を上げるという目標のもとに、ベーシックなスキルを学ぶ時間が削られていっているそうです。(script(筆記体) を学ばないので筆記体が読めない子も増えているとか。)
教育は、日本であれアメリカであれ、割と自覚的に選ばないといけないような状況なのかなと思いますが、すごく大雑把な感想だと、日本では、主人公に共感する(読者に共感させる)とか、倫理的に正しいことは何かを教えることを重視していて、アメリカではより個々が表現するためのスキルを身につけることを重視しているような感じが、このtextbook から感じられました。
アメリカ生活は、アーティストであっても、(日常生活でも)言葉で説明したり、文章を書かされたり、とにかく言葉を使わされる場面が多いのですが、ここの人たちはこういう風に小学校の時から、「効果的に説明する・効果的に伝える」訓練をしているのだなぁ〜と、その思考の仕方とその表現手段の文化背景に、少し納得しました。
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